ゴルフを始めると感じますよね?グリップの大切さ。
ただ、ゴルフを始めたばかりだと、なかなか思ったようにグリップできないものです。正しくグリップできている人は、あまりいないんじゃないでしょうか。(参考:ゴルフグリップの握り方が右手と左手3秒でマスターできる方法とは?)
そこで、今回は、グリップの基本と強さ、おすすめのグリップについてお話していきます。人気のプロゴルファー50人のグリップを調べたところ、意外?な結果に。
目次
ゴルフのグリップ基本を知るが上達の最短近道!?
ゴルフクラブを握る=グリップ。
上級者になればなるほど、グリップの大切さを感じているのは間違いありません。
少し話しは変わりますが、ぼくたちは、物を正しく持つ事の大切さ、を学んできたと思います。例えば、エンピツや箸。
エンピツを正しく持つ事で、綺麗な字を書くことができます。箸を正しく持つ事で、食べ物をしっかりつかむことができます。どちらも、正しく持つ事で、最大のパフォーマンスを出せることができます。
ゴルフクラブも同じ。正しく持つ=正しくグリップすることで、ゴルフボールをしっかり打つことができます。だから、グリップって重要なんですよね。
その、ゴルフのグリップ。基本的には2つのグリップがよく使われています。
グリップはインターロッキングかオーバーラッピングが基本
ゴルフのグリップで最も多く使われているのが、インターロッキングとオーバーラッピングです。
- インターロッキング(右手小指と左手人差し指を交差させる握り方)
- オーバーラッピング(右手小指を左手人差し指の上に重ねる握り方)
どちらのグリップがいい、というのはありません。自分がクラブを握った時の感覚で、いいと思った方でグリップすれば問題ありません。
まあ、慣れてしまえはどうってことないんですが、最初、正しくグリップできてるか、できていないかの判断は、ちょっと考えたほうがいいと思いますね。
正しいグリップができているかどうやって判断する?
雑誌やインターネット動画でグリプを覚えることはできます。じゃあ、自分が正しくグリップできているか、ってどうやって判断します?「雑誌や動画の通りにやっている、だから正しくグリップできている」って感じですかね。
でもちょっとまってください。ぼくもそうでしたが、見よう見真似で、実際自分が正しいと思ってやってることがで、全然違った、ってことは多々あります。この、ゴルフというスポーツに関しては。特にスイング。
で、スイングもそうなんですが、グリップも同じです。
自分で正しいと思ってやっていることが、全然違った、ということはゴルフではよくあること。なので、1度は、ティーチングプロか、上級者に見てもらうことをおすすめします。(本当は、定期的に見てもらうのが一番いいですが。)
もし、すぐには、ティーチングプロ、上級者に見てもらえないなら、自分で写メもしくは、動画を撮って見てみましょう。そうすると、正しいグリップとの違いがわかるかもしれません。やはり、客観的に見てもらう、もしくは、外から見ないと正しい判断はできないですからね。
あと、基本的に、正しくクラブを握れば、スイング中やインパクトの時に手からクラブは離れません。逆に言うと、スイング中やインパクトの時に、手からクラブが離れたり、グリップが緩んだりするようであれば、正しくグリップできていないということになります。
指が痛くなったり、指の皮がむけたりするするのも、正しくグリップできていない証拠です。グリップの見直しをしたほうがいいでしょう。
(参考:ゴルフグリップの握り方が右手と左手3秒でマスターできる方法とは?)
あと、グリップする強さ(クラブを握る強さ)ってわかります?
ゴルフのグリップの強さがスポンジでわかるって本当!?
ゴルフクラブを握る強さ。
上手い人ほど、力を入れてないですね。
初心者ほど、クラブをギュっと持ってること多いです。
ぼくもそうでしたが、ゴルフを始めたばかりの頃は、ゴルフクラブをギュッと握っていました。だって、ちゃんと握ってないと、どこかに飛んでいっちゃう感じがしましたからね。正しくグリップできていると、力を入れてなくても、グリップが手から離れたりする事はないんですけどね。
あと、正しくグリップできてないとと、指の皮が、ベロ~ンってむけた、というのをたまに聞きます。何を隠そう、ぼくもその1人でした。
ゴルフクラブって、どれくらいの強さで握ればいいんでしょうか?
グリップする時の強さはどれくらい?
グリップについては、いろいろ言われてますけど、まず、握るというイメージを捨てちゃいましょう。
イメージ的には、
- クラブが手の中にある
- クラブを包み込む
といったイメージ、感覚です。
強さは、これくらいで問題ないです。
スポンジを持つ強さ。
正しくグリップできていれば、スポンジを潰さないで持つくらいの強さで十分。
是非一度やってみてください。スポンジを持つ強さで、ゴルフクラブをグリップする。
実際、これぐらいでグリップしていたとしても、インパクトの時は自然に力が入ります。意識して力を入れるんじゃなくて、無意識で力が入っちゃうんですね。力が自然に入るイメージです。
あと、個人的には、オーバーラッピングのほうが、力が入りにくい(理想の強さでグリップできる)感じがします。
ゴルフのグリップのおすすめとプロゴルファーの傾向は?
ゴルフのグリップは、基本的にインターロッキング(人差し指を交差)かオーバーラッピング(人差し指重ねる)お話をしてきました。どちらがいい、というのは無いので、自分の感覚にあったほうでグリップすればいいです。
グリップは、どちらでもいいんですが、個人的におすすめしたいのは、オーバーラッピングです。そんなに力を入れなくても、しっかりクラブを握れている感覚を得る事ができます。あと、インターロッキングと比べると、左手の人差し指が浮かないので(人差し指がクラブにピッタリ面するので)、フィット感が出ます。
実は最近、コーチのアドバイスで、グリップをインターロッキングからオーバーラッピングに変えました。ゴルフを始めたときから、インターロッキングでグリップしてたんですけど。
インターロッキングから、オーバーラッピングに変えた当初は、非常に違和感ありましたね。でも、オーバーラッピングで練習してるうちに、慣れてきて、徐々にオーバーラッピングのよさを実感してきました。なので、今は、オーバーラッピングに変えてよかったと思ってます。
そういえば、この前テレビでマスターズを見ながら、ふと、「プロゴルファーグリップはどうなんだ?」ってのが気になったので、調べて見ました。
人気プロゴルファー50人のグリップは何?
プロゴルファーのグリップが気になったんで調べてみました。へ~、そうなんだ、って感じです。ちなみに、松山秀樹選手は、インターロッキングでした。
人気プロゴルファーのグリップ
項目 | インターロッキング | オーバーラッピング |
---|---|---|
国内男子 | 松山英樹(まつやま ひでき) 石川遼(いしかわ りょう) 亀代順哉(かめしろ じゅんや) 丸山茂樹(まるやま しげき) 金庚泰(キム・キョンテ) |
近藤共弘(こんどう ともひろ) 池田勇太(いけだ ゆうた) 藤田寛之(ふじた ひろゆき) 片山晋呉(かたやま しんご) 宮里優作(みやざと ゆうさく) 小田孔明(おだ こうめい) 藤本佳則(ふじもと よしのり) |
国内女子 | 香妻琴乃(こうづま ことの) 藤本麻子(ふじもと あさこ) 不動裕理(ふどう ゆうり) |
宮里藍(みやざと あい) 渡邉彩香(わたなべ あやか) 大山志保(おおやま しほ) 上田桃子(うえだ ももこ) 横峯さくら(よこみね さくら) 松森彩夏(まつもり あやか) 菊地絵理香(きくち えりか) 森田理香子(もりた りかこ) 有村智恵(ありむら ちえ) 勝みなみ(かつ みなみ) 金田久美子(かねだ くみこ) 宮里美香(みやざと みか) 福嶋晃子(ふくしま あきこ) 笠りつ子(りゅう りつこ) キム・ハヌル(キム・ハヌル) |
海外男子 | Jason Day (ジョーダン・スピース) Rory McIlroy (ローリー・マキロイ) Rickie Fowler (リッキー・ファウラー) Luke Donald(ルーク・ドナルド) Tiger Woods(タイガー・ウッズ) |
Jason Day(ジェイソン・デイ ) Adam Scott(アダム・スコット) Phil Mickelson(フィル・ミケルソン) Bubba Watson (バッバ・ワトソン) Dustin Johnson (ダスティン・ジョンソン) Danny Willett (ダニー・ウィレット) Ernie Els(アーニー・エルス) |
海外女子 | Lee Bo-mee(イ・ボミ) 安宣柱(アン・ソンジュ) Minjee Lee(ミンジー・リー) Lydia Ko(リディア・コ) Michelle Sung Wie(ミシェル・ウィー) |
Paula Creamer(ポーラ・クリーマー) 申智愛(シン・ジエ) Lu Hsiao-ching(テレサ・ルー) |
オーバーラッピングが多いんですね。へ~、って感じです。特に、日本国内の女子はほとんどオーバーラッピングを使用しているようです。はっきり分かれました。
人気プロゴルファーのグリップの割合(%)
項目 | インターロッキング | オーバーラッピング |
---|---|---|
国内男子(12人中) | 5人(42%) | 7人(58%) |
国内女子(18人中) | 3人(17%) | 15人(83%) |
海外男子(12人中) | 5人(42%) | 7人(58%) |
海外女子(8人中) | 5人(63%) | 3人(38%) |
合計(50人中) | 18人(36%) | 32人(64%) |
今回調べた50人の選手では、インターロッキングが36%、オーバーラッピングが64%といった結果になりました。おそらおく、プロゴルファー全体で見ても、オーパーラッピングでグリップしている選手が多いんでしょうね。
まとめ
グリップの基本と強さ、プロゴルファーの傾向を見てきました。
簡単にまとめると、
- インターロッキングかオーバーラッピングが基本
- 正しくグリップすることで、最大限の力が発揮できる
- 強さは、スポンジを握るぐらいの強さで十分
- プロゴルファーのグリップは、オーバーラッピング多い
- おすすめは、オーバーラッピング
ぼくも今は、オーバーラッピングでグリップしています。プロゴルファーもオーバーラッピングでグリップしてる選手が多かったのは少し新しい発見でした。
グリップは、ゴルフクラブと体をつなぐ重要な役割を持っています。何度も言いますが、正しくグリップすることで、ボールをしっかり正確に打つことができます。
たかがグリップ、されどグリップ。
グリップは正しく。
それでは、今回もありがとうございました。