サッカーの試合でハンドの基準は?ルールを理解する3つポイント

08.082015


関東大学サッカーリーグ3

 

今回は、サッカーの「ハンド」について取り上げたいと思います。

 

サッカーを長くやっていると「ルールなんか全部知ってるよ!」、といった感じになります。でも、ルールを正確に知っている選手は少ないでしょう。それは、審判講習を受けるとまじまじと感じさせられます。

 

先日、サッカーの審判4級資格を取得する機会がありました。審判講習会の講義の中で、「へー、そうだったんだ」と思うことが何度も。競技規則(ルールブック)を見ると意外と知らないことって多いなって感じたところです。

 

  • 一般的なハンド

 

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サッカーでハンドのルールの基準はどうなってる?

サッカーをやってる人もやってない人も知ってる「ハンド」。ハンドは、サッカーの競技規則に定められているルールの一つです。

 

言うまでもないですが、「ボールを手、腕で触ったら、ダメ」というルール。サッカーの試合で、1試合に1回有るか無いかぐらいの発生率でしょうか。審判がハンドと判定したら、相手のチームに直接フリーキックが与えられ、試合が再開されます。

 

選手の立場からすると、審判のハンドの判定には首をかしげたくなることが、よくあると思います。逆に、審判の立場からすると、ハンドの判定は、非常に難しい判断を強いられる、また、見逃してしまうことがよくあります。なぜなら、サッカーの試合は、選手が常に動いていて、ボールも動くからです。

 

そんな中、審判(人間)が目で見て判断するんですから、全て正しい判断ができるかというと、そういうワケにはいきません。そんな審判の難しさを示す試合が、1986年のワールドカップ「アルゼンチン対イングランド」の試合です。

 

マラドーナの神の手」は超有名。

 

マラドーナがボールを手に当てて決めたゴール。審判の位置からは、ボールを手で触ったことが見えてなくゴールの判定。今でも語り継がれるている「ハンド(手で決めた)」ゴールです(Yutubeで「マラドーナ」「神の手」で見られます)。

 

動画を見ても、ん?、さわってる?、さわってない?、やっぱさわってるか、といった感じですから、試合中に判断できなかったのは仕方なかったように思います。

 

では、審判はどんな基準でハンドの判定をしているのでしょうか?

 

続いて、ハンドの判断ポイント、基準について見ていきます。

 

サッカーのハンドのルールを理解する3つ判断ポイント

サッカー_ハンド_ルール

 

サッカーの試合中、選手が審判の判定に対して異議を唱える場面は、よく見られます。しかし、そんな場面も審判のほうが正しいことがほとんどですし、そうでなければいけません。審判は、競技規則(ルールブック)に基づいて判断、判定を行っています。もちろん、ハンドについても書かれています。つまり、競技規則に書いてあることがサッカーのルールの基準、ハンドの基準、となります。

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競技規則を要約すると、ハンドを判断するポイントは、以下のように定められています。

 

  1. ボールを意図的に触ったか
  2. ボールが当たった手の位置
  3. ボールが当たった時の距離

 

①ボールを意図的に触ったか

ボールを意図的に、手、腕で触ったかどうかが、ハンドの基本的な判断。

 

②ボールが当たった手の位置

意図的ボールを触っていなくてもハンドになるケースがあります。それは、手、腕がどの位置にあったかということです。簡単に言うと、手、腕が体から離れていると、ハンドになることが多いです。ボールを手で止めた、ボールの方向を手で変えた、といった判断です。
逆に、手、腕が体から離れていない、体に付いた状態であれば、ボールが当たって もハンドになることはほとんどありません。

 

③ボールが当たった時の距離

相手が至近距離から蹴ったボールが、手、腕に当たった場合は、ハンドにならない ケースがあります。 つまり、予測できないボール=意図的ではない、という判断です。

 

サッカーはハンドしても笛が鳴るまでプレーする!ルールは審判が判断

サッカー_ハンド_ルール2

 

サッカーのハンドについて見てきました。

 

①ボールを意図的に触ったか

②ボールが当たった手の位置

③ボールが当たった時の距離

 

この3つのポイントが、ハンド判定の判断基準になります。

 

基本的に、試合中、意図的にボールに触る選手はいません。たまに、キーパーが止められないシュートをフィールドプレーヤーが手で止める、といった場面は見られます。これは、①の判断になり、ハンドとなります(もちろん、このとき、明らかなゴールの阻止ということで、レッドカード、1発退場です)。

 

また、試合中、最も多く見られるハンドの判定は、②になるでしょう。意図的ではなくても、手にボールが当たることはよくあることです。手にボールが当たると、ボールの動きが変わるので、ハンドの判定になります。

 

このように、試合中①~③の基準で、ハンドかどうか判断されます。さらに言うと、最終的に、審判個々の基準も加わわり、ハンドの判定が下されます。つまり、同じようにボールが手に当たった場面でも、審判(人)によって、ハンドの判定になる場合もあれば、なら無い場合もあると言うことです。

 

選手が、100%ミス無しでプレーすることができないように、審判も100%ミス無く判断することはできません。だから、選手は、自分の判断でプレーを止めてはいけいけない。「笛が鳴るまでプレーする」と言われるのはこのためです。

 

試合を真剣にやっている選手にとって、納得がいかない判定もあるかもしれません。ただ、真剣にやっているのは審判も同じです。審判がいることで、試合が成り立ち、サッカーがサッカーとして成立します。

 

プロ、アマ、ジュニア問わず、どのカテゴリーにおいても、

 

選手と審判がお互いに敬意を示しつつプレーする

 

これが、サッカーの中で一番大切な競技規則なのかもしれません。

 

今回もありがとうございました。

 

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キャプテン(管理人):イノ

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イノです。今は、サッカーとゴルフをメインに活動しています。今後は、もっと色んなスポーツに取り組み、スポーツの素晴らしさと楽しさを伝えていきたいと思ってます。世界中で「スポーツを夢中にする」のが目標です。詳細

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