「なるほどな~」
「違うように見えてるだけなんだ~」
「でも・・・」
もしかして、アイアンとドライバーのスイング、まだ悩んでます?スイングは同じで、違うように見えてるだけ、って話をしたんですけど。
「そうは言っても、上手く当たらんし・・・」
「なんで?」
って、とこですよね。そのへんちょっと補足しますわ。
目次
ゴルフスイングはアイアンとドライバーの長さと軌道の違いを意識する
ゴルフクラブの長さは、番手(種類)によって違うじゃないですか。そうすると、スイングアーク(クラブの軌道)の大きさも変わりますよね?そこっすね。そこを、ちょっと意識する必要があるんですよ。
あ、前も話ましたけど、スイング(振り方)は同じ、って言う前提ですよ。
クラブが変わればスイングの大きさも幅も変わる
まず、クラブの長さが違うんで、スイングアーク(クラブの軌道)の大きさが違ってくるんですね。クラブが描く軌道(円)が変わるんです。
- スイングアーク(クラブの軌道)の大きさイメージ
アイアンの方が短いんで、クラブが描く軌道(円)が小さくなる。
ドライバーの方が長いんで、クラブが描く軌道(円)が大きくなる。
ここまで、いいですか?
あと、振り幅。振り幅も変わってくるんです。
振り幅ってのは、スイングの時に腕をどっからドコまで振るか、って話です。(ゴルフの場合、バックスイングの時にクラブを振り上げた振り幅と、インパクトした後(ボールを打った後)の振り幅を同じにするのが基本です。)
振り幅は、前傾角(体の傾き)が影響してきます。
上半身が前傾してる(傾いている)ほど、体を大きく動かせない。
だから、振り幅が小さくなる。
上半身が起きている(傾いてない)ほど、体を大きく動かせる。
だから、振り幅が大きくなる。
つまり、アイアンのほうがクラブが短くて、上半身を前傾させてスイングするんで、振り幅が小さくなる。
ドライバーのほうがクラブが長くて、上半身を起こした状態でスイングするんで、振り幅が大きくなる。
- アイアンとドライバーの振り幅のイメージ
ゴルフのスイングの振り幅は、よく時計に例えられます。
アイアンの場合はだいたい、10時、2時の振り幅でスイング。
ドライバーの場合はだいたい、11時、1時の振り幅でスイングする。
(目安なんで、個人差はありますよ~)
このへんが意識しないといけない、ポイントですかね。
スイングアーク(クラブの軌道)と振り幅の大きさが変わる。
後は、タイミングですかね。
スイングの大きさが変われば振ってる時間もタイミングも変わる
スイングアーク(クラブの軌道)が大きくなると言うことは、スイングしている時間が長くなります。
時間、って言っても、0.~(ゼロコンマ何秒)の世界ですよ。旗振るのと同じようなイメージですかね。
小さい旗だと、左右にバタバタ~、って振る。大きい旗だと、バタ~バタ~、って少しゆったり振ることになります。ゴルフでも同じことが言えるんですね。
ボールを打つ時、1、2、3のリズムでスイングするとします。短いクラブのアイアンの場合、1、2、3、でスイングするのに対して、長いクラブのドライバーの場合、1、2~、3~、のようなイメージになるんです。スイングアーク(クラブの軌道)と振り幅が大きくなるので。
車の運転をイメージすると、もっとわかりやすいかもですね。車の運転?
ゴルフスイング軌道の違いを車の運転で理解する?
「車の運転?」
「どういうこと?」
軽自動車の運転と大型車の運転をイメージしてもらっていいですか。どちらも、車を動かす装置は同じものが付いてますよね。
- ハンドル
- アクセル
- ギア
- ブレーキ
車を動かす、止めると言った機能、操作は同じ。でも、車に乗ったときの感覚(目線、高さ)が違うし、装置の大きさも、車体の大きさも重量も違う。
例えば、左に曲がる時。
左に曲がるにしても、軽自動車なら、クイッ、って曲がれるところが、大型車だと、グゥィィィ、って曲がるイメージになると思います。
軽自動車が小さいハンドルで、小さい車体を左に動かす。
大型車が大きいハンドルで、大きい車体を左に動かす。
車の同じ操作でも、曲がる時のタイミングに差が出てきます。
クイッ、っていうタイミングなのか、
グゥィィィ、っていうタイミングなのか。
ただ、この差ってそんなに意識しないですよね。体(からだ)感覚でこの大きさの差を感じ取って、運転する(車を操作する)。感覚的に内輪と外輪の差をつかんで、曲がったり、車庫入れしたりする。
ゴルフのアイアンとドライバーもこんなイメージです。
操作(スイング)は同じ、タイミングが違う。
ゴルフスイングはタイミングの違いを少し意識クラブの振り方は同じで
この、クラブの長さによるスイングの大きさとタイミングの違い。
これをマスターするためには、
・・・・(チッチッチッチッ)
練習。
練習しかないですね。
「練習かよ!」
って言われそうですが、こればかりは、自分で練習して身につけるしかないですね。
体で覚える。
感覚的に覚える。
車の運転と同じです。
ぼくのコーチも言ってました、
「時間はかかる」
「このタイミングをマスターするのは時間かかるよ」
と。
また、こうも言ってました。
「体が覚える」
ようは、ちゃんと意識して練習してれば、感覚的にわかってくる、ってことです。だから、練習するときは、意識しながらスイングしたほうがいいですね。
- クラブによって長さが違う
- アドレスの前傾姿勢が変わる(スタンスの幅も)
- スイングアーク(クラブの軌道)の大きさが変わる
- 振り幅の大きさが変わる
- タイミングが変わる
これらを意識しながら、スイングの練習をする。
そうすれば、感覚的にわかってくる。
体が覚えてくれる。
忘れてはいけないのは、スイング(体の動かし方)は同じ。
もう一度、車の運転を思い出してください。
軽自動車と大型自動車。
右に曲がるときの動作は同じ。
ハンドルを右に切る動作は同じ。
ブレーキを踏むときの動作は同じ。
アクセルを踏むときの動作は同じ。
です。
違うのは、タイミング。
スイングは同じ、タイミングは体で覚えよう。
今回もありがとうございました。